親御さんがずっとご機嫌でいる必要はない|不登校のお子さんを支える親御さんへ伝えたいこと
「もっと穏やかな親でいたいのに。」
「イライラしたくない。」
「笑顔で接したい。」
そう思っている親御さんは、本当にたくさんいらっしゃいます。
まず最初にお伝えしたいことがあります。
その気持ちがあるだけで、十分お子さんを大切に思っています。
だからこの記事は、「もっと頑張ってください」という話ではありません。
むしろ逆です。
頑張り続けている親御さんにこそ、読んでいただきたい記事です。
「ご機嫌でいられない自分」を責めなくて大丈夫です
不登校のお子さんが家にいる。
朝になっても起きない。
昼夜逆転している。
ゲームをしている。
将来は大丈夫なのだろうか。
そんな姿を毎日見ていたら、不安になるのは当然です。
「また今日も学校に行かなかった。」
その現実を、親御さんは毎日目の前で見続けています。
周りからは、
「焦らなくて大丈夫。」
「見守ってあげて。」
と言われるかもしれません。
もちろん、その言葉は間違っていません。
でも、本音ではこう思いませんか?
「そんな簡単に見守れたら苦労しない。」
その気持ちも、自然なものです。
仕事も予定も、自分の思い通りにはいかない
急に学校から連絡が来る。
お子さんの様子が気になって仕事に集中できない。
外出の予定を変更する。
「今日は一人になれる。」
そう思っていた日に限って予定が崩れる。
気づけば、自分の予定はいつも後回し。
本当は美容院に行きたかった。
友達とランチにも行きたかった。
ゆっくり買い物もしたかった。
でも、
「今はそんな場合じゃない。」
そうやって、自分を後回しにし続けていませんか?
それが何か月も、何年も続けば、疲れてしまうのは当然です。

一人の時間がないと、人は心に余裕を持てません
「もっと優しく接したい。」
「怒りたくない。」
そう思うほど苦しくなることがあります。
なぜなら、
人は心に余裕がない状態では、人に優しくすることが難しいからです。
これは親御さんの性格ではありません。
人間として自然な反応です。
睡眠不足。
将来への不安。
経済的な心配。
周囲の目。
一人になれる時間がない毎日。
これだけ重なれば、ご機嫌でいられる人の方が少ないでしょう。
ご夫婦で考え方が違うのも珍しいことではありません
「もっと見守ろう。」
「いや、そろそろ動かないと。」
「ゲームをやめさせるべき。」
「今は好きにさせよう。」
不登校になると、ご夫婦の考え方が違うことは本当によくあります。
そして、その違いが少しずつ積み重なり、
家の空気が悪くなる。
言い方がきつくなる。
会話が減る。
本当はどちらも、
お子さんの幸せを願っているだけ。
なのに、お互い苦しくなってしまう。
誰も悪くないのです。
【実例】「私だけがダメな親なんだ」と思っていた親御さん
実際にご相談いただいた親御さんのお話です。
お子さんが不登校になって半年。
仕事中もスマートフォンが気になり、集中できませんでした。
家に帰れば、お子さんはゲーム。
ご主人とは
「対応が甘い。」
「あなたは厳しすぎる。」
そんな言い合いが増えていました。
ある日、その親御さんは涙ながらにこう話してくださいました。
「私、本当は優しいお母さんでいたかったんです。」
でも、お話を聞いていると、
仕事も続け、
家事もこなし、
お子さんを支え、
学校とも連絡を取り、
毎日必死でした。
優しくできなかったのではありません。
優しくしたくても、心が限界だったのです。
そのことに気づいてから、その親御さんは少しずつ自分を責めなくなりました。
すると、不思議なことに、お子さんとの会話も少しずつ増えていったのです。
※プライバシー保護のため内容を一部省略しています。
「親だから我慢しないと」は、本当に正しいのでしょうか
親御さんはよくおっしゃいます。
「私がしっかりしないと。」
「私が笑顔でいないと。」
もちろん、その気持ちは素敵です。
でも、
ずっと笑顔でいられる人なんていません。
悲しい日は悲しんでいい。
悔しい日は悔しがっていい。
疲れた日は疲れたと言っていい。
イライラする日があってもいい。
泣いてしまう日があってもいい。
感情があるから、人間です。
感情を押し殺し続ける方が、ずっと苦しくなります。
感情を表現することと、感情をぶつけることは違います
ここで一つだけ大切なことがあります。
それは、
感情を表現することと、感情をぶつけることは違うということです。
「今日は少し疲れているんだ。」
「正直、不安なんだ。」
「ちょっと一人になりたい。」
そんな言葉は、我慢する必要はありません。
親御さんも、一人の人間です。
完璧な親である必要はありません。
自分を正当化してしまうのは、人として自然なことです
苦しくなると、
「全部学校が悪い。」
「夫(妻)が理解してくれない。」
「子どもが変わってくれれば…。」
そう考えてしまうことがあります。
でも、それは弱いからではありません。
人は苦しいとき、自分を守ろうとする生き物だからです。
だからこそ、
まずは
「今の自分は苦しいんだ。」
そう認めてあげてください。
自分を責め続けるより、
自分を理解してあげた方が、
前へ進む力は生まれます。
親御さんが笑顔になることは、お子さんへの支援でもあります
私たちは、
「お子さんだけを支援する」
とは考えていません。
親御さんの心に余裕が戻ること。
安心して話せる場所があること。
「一人じゃない。」
そう思えること。
それが結果として、お子さんにとっても安心できる環境につながります。
だから、
親御さんが笑うことは、決して自分勝手ではありません。
親御さんが休むことも、甘えではありません。
親御さんが誰かに頼ることも、逃げではありません。
一人で抱え込まないでください
この記事をここまで読んでくださった親御さんは、
きっと、お子さんを本当に大切に思っている方です。
だからこそ苦しい。
だからこそ悩む。
だからこそ、自分を責めてしまう。
でも、
親御さんも人間です。
ずっとご機嫌でいる必要はありません。
笑えない日があってもいい。
涙が出る日があってもいい。
弱音を吐く日があってもいい。
そのままの親御さんで大丈夫です。
そして、その苦しさを一人で抱え込まないでください。
ルートサポートでは、お子さんだけでなく、親御さんのお気持ちも大切にしています。
「こんなこと相談していいのかな」
そんな内容でも構いません。
まずはお気軽に初回無料相談をご利用ください。
親御さんが少しでも心を軽くできるよう、一緒にこれからの道を考えていきます。