復学したのに、また悩んでいませんか?|「ないものねだり」にならないために
「学校に通ってくれるだけでいい。」
不登校のお子さんを支えている親御さんから、本当によく聞く言葉です。
「勉強なんて後でいい。」
「成績なんて気にしません。」
「学校へ行けるようになるだけで十分です。」
毎日、お子さんのことを心配しながら過ごしている親御さんにとって、それは心からの願いです。
でも、復学すると悩みは変わります
学校へ通えるようになると、多くの親御さんはホッとします。
しかし、しばらくすると新しい悩みが生まれます。
「成績が思うように伸びない。」
「もっと部活を頑張ってほしい。」
「家ではダラダラしてばかり。」
「もっと友達と遊んでほしい。」
「あんなに学校へ行けることを願っていたのに…。」
そんな自分に戸惑う方も少なくありません。
実は、とても自然なことです
これは決して親御さんが欲張りになったわけではありません。
人は環境に慣れる生き物です。
以前は夢のように感じていたことも、毎日続くと「当たり前」になります。
すると、新しい課題が目につくようになります。
これは心理学で「順応」と呼ばれる現象でもあり、多くの人に起こる自然な反応です。
だから、
「また文句を言ってしまう私はダメな親だ。」
と思う必要はありません。
でも、時々思い出してほしいことがあります
少しだけ、数か月前を思い出してみてください。
朝、お子さんが制服を着て家を出る姿を想像して、
「そんな日が来たら泣いて喜びます。」
そう話していたことはありませんか?
今、その景色は現実になっています。
もちろん、新しい課題があることは事実です。
でも、その課題だけを見てしまうと、せっかく手に入れた幸せを感じにくくなってしまいます。
「もっと」は悪いことではありません
お子さんに成長してほしい。
できることが増えてほしい。
それは親として、とても自然な願いです。
だから、「もっと頑張ってほしい」と思うこと自体は悪いことではありません。
ただ、その「もっと」の前に、
「やっとここまで来られたね。」
という思いを忘れないであげてください。
その気持ちがあるだけで、お子さんの受け取り方も、親御さんの在り方も大きく変わります。
幸せは、失ってから気づくことが多い
健康もそうです。
時間もそうです。
家族との何気ない時間もそうです。
失って初めて、
「あの頃は幸せだった。」
と思うことが少なくありません。
だからこそ、今あるものにも目を向けてみてください。
学校へ行けるようになったこと。
朝起きられるようになったこと。
笑顔が増えたこと。
以前なら願っていたことが、今は当たり前になっていませんか?
ゴールは「完璧なお子さん」ではありません
私たちが目指しているのは、
成績トップになることでも、
毎日部活を頑張ることでもありません。
親子が笑顔で毎日を過ごせること。
困ったことがあっても、一緒に乗り越えていける関係でいること。
その土台があれば、勉強も部活も、その先で少しずつ育っていきます。
まとめ
復学すると、新しい悩みが生まれるのは自然なことです。
人は慣れる生き物だから、以前の願いが「当たり前」になってしまいます。
だからこそ、ときどき立ち止まって思い出してください。
「あの頃、私は何を願っていただろう。」
その答えを思い出せたとき、今ある幸せにも、きっともう一度気づけるはずです。
親御さんへ
お子さんに「もっと頑張ってほしい」と思う日があっても大丈夫です。
でも、その前に一度だけ、
「ここまで本当によく頑張ったね。」
その言葉を、お子さんにも、そして毎日支えてきたご自身にもかけてあげてください。
ルートサポートでは、復学のための支援はもちろん、復学後の継続登校も手厚くサポートしています。
すべては親子の幸せのために。
できることがあればなんでもします。
まずは一度、お気軽にご相談ください。